【完全保存版】車検のキホン全解説
車検って、お知らせやはがきが来たら受けるものの、
✅ どんな検査をしている?
✅ 2ヶ月前から予約できるようになったって本当?…など実際よくわからないことも多いですよね。
そんな方必見!
このコラムを読めば「次の車検」がもっとスムーズに!そしてちょっと詳しくなれます📝
目次
車検とは
正式名称は、自動車検査登録制度といいます。
国が公道を走行するために車が公道を走行するために、道路運送車両法に定められた保安基準に適合しているかどうかを確認する定期的な検査です。
※車検は基準を満たしていれば通るもので、隠れた不具合や経年劣化まで全て直るわけではありません。
そのため、車検後に不調が出てしまう場合もあります。安全に長く乗るためには、定期的な点検や早めのメンテナンスがとても重要です。
どんな作業をするの?
車検では法律で定められている点検項目があり、自家用乗用車の場合60項目のチェックをします。
・かじ取り装置
・制動装置
・走行装置
・緩衝装置
・動力伝達装置
・電気装置
・原動機(エンジン)
・ばい煙、悪臭のあるガス、有害なガス等の発散防止装置
・エキゾースト・パイプ及びマフラー
・車枠及び車体
・OBD点検
など…
これらを整備士がチェックしていきます。もしも不適合箇所が見つかった場合は、修理や適合修正する事になります。
車検が通らない車の特徴
【例1】車をぶつけてバンパーが割れて尖っている、ライトが割れている
【例2】サビによる腐食でマフラーに穴が開いている
【例3】飛び石でガラスにヒビが入っている
【例4】適合サイズでないタイヤ、ホイールを履いていてフェンダーからはみ出している、スピードメーターに誤差が出ている
※そのほかご自身で改造を行った車は、保安基準を満たさず車検に通らない場合があります。
「OBD」点検って何?
近年のクルマは、自動ブレーキや車線維持機能などの先進安全技術が増え、電子制御がとても複雑になっています。
そのため「見た目は大丈夫でも、電子装置に不具合が起きている」なんてことも。
そこで、
令和3年10月1日(輸入車は令和4年10月1日)以降の新型車を対象として、令和6年10月1日(輸入車は令和7年10月1日)以降の車検において【OBD点検】が実施されています。

検査用診断機を接続し、電子装置の故障の有無を確認します。
車検はいつ受ければいいの
一般的には新車は初回が3年、その後は2年ごとに車検を受ける必要があります。ただし車両の種類や年式によって異なってきます。
| 車種 | 初回 | その後 |
| 自家用乗用車 (普通車・軽自動車) | 3年後 | 2年ごと |
| 自家用貨物車 (4ナンバー・1ナンバー) | 2年後 | 1年ごと |
| 自家用軽貨物車 (4ナンバー) | 2年後 | 2年ごと |
2025年4月から、2ヶ月前からご予約が取れるようになりました。
※車検を受けた日から新たに有効期間が設定されるのではなく元の満了日がそのまま維持されるため有効期間が短縮されることはありません。
オートパークグループでは、案内はがき、公式LINEにてリマインド配信を行っております。そちらもぜひご活用ください!
車検切れには要注意
車検が切れている状態で公道を運転した場合、道路運送車両法違反となり、
① 6点の違反点数
② 30日間の免許停止処分
③ 6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金
さらに自賠責保険も切れていた場合、無保険走行となり、追加で以下の罰則が加えられます。
① さらに6点加算(合計12点)
② 1年以下の懲役または50万円以下の罰金
そうならないために…
✅車検ステッカーや自動車検査証(車検証)を確認することが大切です。
どんな費用が掛かる?

車検には以下のような諸費用がかかります。
①重量税
②自賠責保険料
③印紙税
④車検基本料金
⑤保安確認検査
⑥OBD点検料金
⑦申請代行料金
※追加になった部品代、整備料金、引き取り・納車料金は別途いただきます。
💡車検の作業ではタイヤを一度取り外して点検します。そのタイミングで冬→夏、夏→冬タイヤへの履き替えを一緒に実施すれば、履き替え料金がかからずおトクに済ませられます。
所要時間は?
オートパークグループでは、2~3日ほど日数をいただいております。
※お車の状態によっては所要日数が前後する可能性があります
無料代車をご用意しております。
※代車の数も限られているため早めのご予約をおすすめしております
必要書類は?

車検を受ける際は以下の書類が必要です。
① 自動車検査証(車検証)
② 自賠責保険証
※以前は納税証明書の提示が必須でしたが、現在はデータ連携により確認できるため、原則ご用意いただく必要はありません。
※ただし、6月に車検を受けるお客様で5月後半に自動車税を納付された場合は、納税情報が車検時に反映されていない可能性があるため、念のため納税証明書をご持参いただけると安心です。
車検ステッカーについて
令和5年7月3日から検査標章(ステッカー)の貼り付け位置が変わりました。
以前は、フロントガラス中央 でしたが… 現在は、運転席側上部 に変更されました。


ダイヤルステッカー(画像左)は、次回の定期点検整備の実施時期を示すものです。
車検ステッカーと間違いやすいので注意!
まとめ
① 2ヶ月前から車検を受けられます
混み合う時期を避けることができたり、交換箇所や不具合が見つかった場合に次の車への乗り換え検討にゆとりが生まれるので早めのご予約がおすすめです。
② 整備不良や規定に合わない状態の車は要注意
ご自身で改造を行った車や、事故等により車体が変形している車、ガラスにヒビが入っている車などは、保安基準を満たさず車検に通らない場合があります。
③ 納税証明書は必須書類ではなくなりました
6月に車検を受けるお客様で、5月後半に自動車税を納付された場合は、納税情報が車検時に反映されていない可能性があるため、念のため納税証明書をご持参いただけると安心です。